老いの訪れに向き合う

 

老いは平等にやってくる

 

 我が家にも老いがやってきました。

 どういう自信か分からないですが、「老い」は、自分には、自分の親には、関係の無い事だと思っていました。

 多分、そう思っている方は多いはず。

 そんなうちにも老いがやってきました。

 いわゆる、8050問題です。

 やはり、ここは平等です。

 

うちの家族構成

父 一郎:盆栽・金魚を愛する超マイペース。

母 ぴろ子:猪突猛進 なんでも力ずくでやり遂げます!

姉 はな子:おっとりと見せて、冷静なかしこ。 実家から2時間の隣県在住

私 せつ子:しっかりと見せて、詰めの甘い繊細さん。実家の近くに在住。

 

「言葉が出にくい」-難病_兆し#1-

 母ぴろ子の老いを感じ始めたのは、5年ほど前に、「言葉が出にくい」と言い出したことがきっかけでした。(当時 ぴろ子80歳手前)

 

脳梗塞かもしれない・・。

 

 家族で心配して、病院で調べてもらったところ、全く脳梗塞は見つからない・・。

じゃ、何なんだろう・・・。

 

 

 色々と検査をしてみたところ、ついた診断は、脊髄小脳変性症という指定難病でした。

 

 

 この診断がついた当初は、運動好きで病気知らず、どこまでも自転車を乗り回すぴろ子、しかも心配されるのが大嫌いなぴろ子なので、娘の私達には「大丈夫や!」の一点張りで、全額医療費負担されるほどの指定難病になっていることは教えてくれなかった。

 当時はしゃべりだすタイミングで、ちょっと「う~~~」と唸りだすぐらいで、生活に支障はなく、夫婦で海外旅行もしていましたし、私達もさほど心配することもありませんでした。

 

脊髄小脳変性症とは

 歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らない等を症状とする神経の病気です。

簡単に言うと、お酒に酔ったような(ふらつく・ろれつが回らない)症状が出る病気です。

 

主な症状

  • 歩くとふらつく、バランスがとれない、転ぶ
    ろれつがまわらない
  • 動かそうとすると手がふるえる
  • 若年発症の場合、知的障害やてんかん、全身の不随意な動きを合併することがある
  • パーキンソン症状(手の震え、動きが乏しい、筋肉がこわばるなど)を合併することがある
  • しびれや感覚の鈍さなどの末梢神経障害を生じることがある。


www.ncnp.go.jp

 

4-5年は元気いっぱいの変わらない生活

 母ぴろ子の様子は、4-5年は少し喋りにくいものの、普通に元気な生活をしていました。

 電動自転車を乗り回し、お得な物をどこまでも求めて電動自転車で買い物へ行き、

 毎日散歩をし、

 たくさん食べ、

 2ヶ月に1度の通院にも1人で通い、

 元々おしゃべりなタイプでもないので、少々しゃべりにくくても、いたって普通の元気で若々しくアクティブな生活をしていました。

 

 5年ほど経った今、少しずつ母ぴろ子の体調・生活が変化してきましたので、その間に娘として感じた色々なこと、考えたことを綴っていきます。

 

 同じような経験をされている方が、

「他にも同じような経験をしている人(家庭)があるんだ」

「そうそう!あるある~~」

と、ちょっとホッとしてしてくれたらいいなと思って書いていきます。

 

 今現在も、母ぴろ子はしっかりご飯も食べて、元気にしています!

な、ぴろこ ♪